ルートセットは難しい?

何時も行っている桜ヶ池クライミングセンターのホールドが変わって1ヶ月。今回の設定は「プロ」じゃなくてルートセッター講習会の成果である。一番暑い時期なんで、全力でトライするような(って言ってもせいぜい 5.12b くらいですけど)のはやってないんだけど、5.10 台と 5.11 台はいくつか登ってみた。で、感想。「ルートセットは難しい!!」特に 5.13 を登るような人が 5.10 台をきちんと設定するのは難しいようだ。5.10台のホールドやムーブなんだけど、一ひねり二ひねりあって、人によってムーブが異なることもある、5.10台の力があれば登れるけど、一筋縄ではいかない面白さがある、そんなルートを初級者のために設定するのは、大変難しいのではないか、と感じた。5.11a もトライしてみたんだけど、んー、なんだかちょっとアイソムナイ(やや面白くない)。5.11d は面白いと思った(一撃できてない、こんどは RP します)。
どれだけ登れるかじゃなくて、その難易度でどれだけ「面白い」ルートを作れるかが問われるセッターと言うのは、クライマーとしての力量とはちょっと違うものが要求されるんじゃないかな、と感じながら桜に通っております。
以前の設定なんだけど、これ(5.10b)(ってどれ?といわれそうだが…)を登って外壁入門を果たしたぞと思ったりとか、これ(5.10+)が登れて 5.11 の扉が開いた、とか、これ(5.11c と 5.11d)を登れて 5.11 クライマーになったと実感し、何度登っても面白いとか、これ(5.12b)を登れたら(結局登れなかったけど)岩場でも 5.12 台を登れそうだ、とか。そういうセットをできるのが、良いセッターなんでしょうね。