白馬大雪渓で土砂崩れ 八ツ峰で転落

最近、クライミングばかり(進歩しないけど…)で山に実際に登れるのは本当に先の話し、とまぁある程度覚悟が固まって来ている。衝撃加重を思いっきり架けられない、と言う状態では、山登りは出来ませんねぇ。
と言うわけで、自分は全く行けないけど、山の話しは気になるもんです。白馬の大雪渓上部で土砂の崩落、死亡1名重傷1名、行方不明最低1名、と言うニュースにはホント驚きました。場所は「葱平」ですよ。夏場天気が良かったら、「銀座」になるところ。
元々土砂崩れの危険は指摘されていたのかいなかったのか、指摘されていたのに、大勢の登山者が通る人気のコースゆえ、観光・山小屋の営業に支障が出るからと無視されてきたのか、そもそも大雪渓を一般登山コースとすることに無理はなかったのか、等々、責任の所在もふくめてきっちり検証して欲しいと思う。登山は自己責任、とは言え、あれだけメジャーなコース、国立公園を管理する国の責任は免れない。
次いで入ってきたニュースが「八ツ峰6逢Cフェースで転落事故発生、骨折の疑いで市民病院にヘリで搬送」というもの。しかも、ネットで親しくしているあの人のパーティではないですか。新聞を読む限りでは、大事にはなってないようだが、その後の情報も入ってこないし、心配。

今年は、天気がどうも良くないので、登攀系はとくに難しいと思う。私の仲間も土曜日から剱周辺に入山する。無理せず、天気と喧嘩せず、安全に楽しんで欲しい。今無理なら、来週もあるし再来週もあるんだから。ここらの感覚が地元の強みですね。「山は逃げない」と言っても休み取って金かけて首都圏から遠征にきてたら、やっぱ無理しがちになると思う。その点我々は、来週も再来週もなんなら来月もあるんで、良い条件のときに楽しい山をやりたいもんです。