世界選手権はちょっと残念!!

青海でのクライミング世界選手権、日曜日に幕を閉じました。日本勢は表彰台0という、ちょっと残念な結果に。是非とも後半のワールドカップ リードで巻き返して欲しいです。それにしても、世界選手権で勝つ、ってのは大変なんですね。強豪といわれる選手が決勝に残れなかったり、無名の選手が勝利を手にしたり、様々なドラマがあったんだと思います。出場した選手皆さんの健闘をたたえたいと思います。何時の日にかは、ウインブルドンのようにテレビで生中継して欲しい。きっとそれだけの価値はある、と思うのです。

詳しい結果は IFSCresult のサイトから。以下、リザルトから要約してみました。

男子リードは、バスク(スペイン)の Patxi Usobiaga (パチ)が優勝。チェコAdam Ondra(アダム・オンドラ)とオーストリアDavid Lama (ダーフィット・ラマ、デービッドどっち?)両ミュータントを押さえての勝利は素晴らしい。日本のミュータント安間選手は健闘及ばず第4位。日本の高校生、新田龍海選手は第8位と大健闘でした。

男子ボルダリングは、ロシアの Alexey Rubtsov が優勝。経歴をざっと見る限り、ワールドカップで表彰台はおろか、ファイナルに残ったこともない?20歳の新鋭です。大番狂わせ。2位の Rustam Gelmanov は、加須の最終課題で会場を沸かせた選手。これは順当か。3位の David Barrans はワールドカップランキング21位の選手なんで、やっぱり番狂わせといって良いと思います。ボルダリングというのは、課題の質がちょっと違うだけで、有力選手が登れなかったり、無名の選手が爆発的パフォーマンスを発揮したりと、恐ろしい競技のようです。

女子リードは、オーストリアJohanna Ernst (ヨハンナ)が優勝。これは順当。彼女は、16歳、去年から大人の大会に出るようになった、女子のミュータントですね。2位は韓国のキム・ジャイン。アジアから唯一(除くスピード)の表彰台。実力を遺憾なく発揮したようです。3位はスロベニアMaja Vidmar(マヤ・ヴィドマー)。Johanna と優勝争いをしたかったんだと思うのですが、ちょっと悔しい3位かな?日本の小林由佳選手が4位と健闘してます。

女子ボルダリングは、ロシアの Yulia Abramchuk(ユリア・アブラムチェク)。3位の Anna Stöhr(アンナ・シュトゥール)オーストリアを押さえて優勝。2位の Olga Shalagina は健闘といって良いのでしょうか。我らが野口啓代選手は悔しい第5位。しかも1課題も落とせてない。ワールドカップの疲れがたたったのか、よほど課題の質があわなかったのか…。後半のリードに向けて、兎に角疲れを取り、巻き返しを図って欲しいと思います。