今日から入院

今日から入院する。で、水曜日(12月2日)に手術(左肺上葉切除術)を受ける。果たして、再びクライミングできるのか、それよりも何時まで生きられるのか、不安でいっぱいだが、これも運命と受け止め、前向きに頑張ろうと思う。

11月14日、会社の定期健康診断で最後の内科検診のときに「うーん、胸のレントゲン、精密検査したほうが良いですねぇ、あとで正式に連絡すると思いますよ」と言われる。連絡なんて待ってられない(未だに「精密検査必要」の案内はないんだよなぁ)ので、その日のうちに掛かりつけの医者に行き、マルチスライスCT(富山の開業医でこんなん持ってるの、うちくらいだぜ、と自慢してたのを覚えていた)を撮ってもらう。

見ると、左胸・肺葉に白い影。最新の医療機器は残酷ですね。俺のようなド素人が見ても一目瞭然。ドクターから告知を受ける前に自分から「先生、こりゃ癌ですね」と言ってしまった。俺に何と説明しようか多少悩んでいたらしいドクターも俺の一言で一気に気が楽になったらしく、さらさらと説明してくれて、すぐに富山日赤に紹介状を書いてくれた。で、17日の火曜日に受診してきた。肺がんの疑い(ほぼ疑いの余地ナシ、でも生検しないと確定できないそうな、病期や悪性度は不明)だそうだ。とにかく手術をしよう、ということになって、今日から入院・明後日手術と相成りました。

タバコは25年前に止めてるし、それでもそのせいかなぁ、とも思ったり、なんか実感がわいてこない。まず、体調は悪くない。秋口から多少喘息の調子が悪いかな、と思っていたんだが、それは肺がんの初期症状だったのか?先生曰く「それは良くわからない」とのこと。まだ確定診断できてないが、おそらく“肺腺癌”だそうだ。先々週は気管支鏡の検査を受けたし、先週はPETの検査も受けてきたし、まぁ、今日病院に行けばだいたい判るらしい。

まぁそういうわけで、しばらくクライミングフレッシュテニスも出来ない。再び出来るかもわからない。ただ、もう一度岩場で登る、もう一度コートに立つ、と言う希望を持って手術に臨もうと思う。富山日赤病院にもインターネットに繋がっているパソコンがあるらしいので、その気力があれば、手術後又この日記を更新したい。日記のタイトルは「肺がん闘病記」とするかなぁ。いやでもそれはちょっと重過ぎるんで、今までどおり「骨折日記」で良いや。今回の手術も骨折からのリハビリの一環と言うことにしておこうか。