化学療法6回目終了

これで術後補助化学療法の6回目終了(3クール終了)した。後2回(1クール)で、全部終了する。そうしたら、人事は尽くしたので、天命を待つのみ、となるわけだ。さて、どうなるやら。まぁ自分よりもずっと厳しい人はたくさんいるわけで、自分などはむしろ恵まれているほうなので、のんびりと後2回の終了を待つこととしよう。終わって、副作用が抜ける3週間後くらいには、軽く食事・酒に行きたいな、と思う。

一応私が投与を受けている薬を書いておくと、カルボプラチン+ゲムシタビンである。嘔吐・吐き気を抑える薬としてカイトリルを使用し、ステロイドはデキサートを利用している。ゲムシタビンによる血管痛防止のためブドウ糖をゲムシタビンと同時に点滴している。ごく標準的な投与方法だと思う。過去5回の投与では、直接の自覚的な副作用は、便秘(投与後2日程度)、味覚障害(投与後2日目くらいから1週間くらい続く)くらいで、嘔吐や吐き気、倦怠感等はほとんどない。geckoや桜ヶ池クライミングセンターに行かないよう、自分を制御することが非常に大変であるくらい、まぁ元気である。5回目終了の翌日の朝食に出たパンとグラタンとポタージュの匂いがちょっと「うっ」ときた程度。その他の副作用は、骨髄抑制による白血球の減少と貧血、GOT・GPT値の上昇、腎機能の低下(クレアチニン1.2くらい)等であるが、病的で治療を要するほどのものはなかった。

抗がん剤による化学療法」というと、「激烈な副作用に耐える」というイメージがあるもんだけど、そういう大変な場合もあるが、今は副作用を抑える技術が進歩しているので、多くの場合は耐えられないほどではないようである。もしこのblogを読んでいる方の中で癌(がん)の疑いを宣告され、手術や抗がん剤の治療を勧められる方がいらっしゃったなら、いたずらに怖がらないでほしいと思う。よくドクターの説明を聞き、納得して治療に当たるなら、怖いことはないと思います。誠実なドクターであるなら、治療・手術の効果と副作用・リスクの話をきちんとしてくれるものと思います。