笠置山でスーパームーンを見る

東日本は地震で本当に大変だ。そのとき自分は会社で仕事中。富山の震度は3で、揺れそのものは大したことなかったが、揺れる時間が半端なく長い。これはただことではない、さては東海・東南海地震がとうとう来たのかと思った。が、震源は東北沖、当初発表のマグニチュードはもう忘れたけど8台の後半。場所は違ったけど、やっぱりただことではない。どうやら地殻内断層の破断によるものではなく、プレート境界型の巨大地震のようだ。

大引けの後、臨時ニュースをずっと見ていた。ヘリコプターから撮った、津波が田畑・家・走る車まで飲み込み襲い来るライブの映像を、何か現実離れした映画の特撮のワンシーンのように観ていた。アレと同等のものがもし日本海で起きたら、会社や自分ちまで到達するんじゃないか、と思うと身も竦む思いだ。動いたことはないらしいが、日本海中央部にもユーラシアプレートと北米プレートの境界が存在する。

その後、悲惨な被災地の様子や原発の事故など、ナカナカ大変な状況になっている。今日(3月21日)現在、少しずつ事態は良い方向に向かいつつあるようだが、なお予断を許さない。何とか冷温安定状態に持ち込んで、収束して欲しい。また、復興が一日も早く本格化することを祈らずにはいられない。

自分に出来ることは、わずかな額ではあるけど、義捐金を寄付することと、普段どおりの生活をすること。で、職場で「寄付しよう」と声掛けて寄付してきた。俺が声を掛けなければ誰も動かなかった、と言うのは寂しい限りだが、それでも声をかけたら賛同してくれる人もいて、絶対額としてはホント少ないけど、自分たちとしては頑張った額を寄付したと思う。また、先はずっと長いので、何ヵ月後かにまた寄付したいと思っている。

で、普段どおりのクライミングは、行くエリアが東海なので全く自粛するつもりもなく、先週日曜と今週土曜、恵那に行ってきた。なんの成果もなかったけど、家にいて、ぼんやりニューズを見るだけでは何にもならないし、行って良かったと思う。今週は、岩場から駐車場への登りで、スーパームーンを見ることが出来た。来週も行く人と天候が合えば、恵那でも豊田でも登りに行きたいと思う。