25日(月)に猫又山に単独・日帰りの予定で入って帰ってこない!!と言う人(会員じゃないヨ)の捜索の手伝いを会として頼まれた。連絡を受けた役員が四方手を尽くし、なんとか2名の手伝いを確保、27日に県警山岳警備隊と捜索に入る。
会としても、県警山岳警備隊には私がえらい世話になっているし、同じく初夏には同系の山岳会で警備隊に世話になっている。今回の救助要請は、会とは直接には関係無い人であるが、そこは同じ山好きの仲間、また、何時もお世話になっている警備隊の頼みとあれば断われない。また、留守家族の方々の心境を慮るに、たまらん思いである。26日(火)はかなりの雨、27日の天候は小康を保ったが相当に心配な情况である。なんとか、ツェルトでも被って耐えていて欲しい。重傷等を負ってなければ良いのだが…。

27日はしげっちと仙人Tさんが手伝いに入ってくれたが、さすがに両名とも2日連続は無理。で、今日はJちゃん。気をつけて頑張ってくれヨ〜。怪我人はこういうときホントに辛いっす。口は出せてもなんにも出来ん。

昼前にY村さんから「遭難者発見、迷って歩いているところを無事ピックアップ!!」と連絡が入る。いぁ、嬉しいですね。お昼すぎにJちゃんに電話「小黒部を歩いているところをピックアップした、私は、午前中は待機組だったのでなんもしてないよ」それにしても、良かった良かった。遭難者は元気なのか?それがちょっと気掛りだ。
<30日追記>某日記より引用


ある店舗前には例のマスコミを騒がせた猫又山遭難事故のお詫びと救出御礼の張り紙がしてありご主人さまのホッとした表情が伺える。
もう退院したらしい、良かった良かった。</追記>
地図を持っている人は、どうか開いてみて下さい。なければクリック。小黒部谷は前記の地図の東(右)側。猫又山から小黒部谷へ下るとは、全く明後日の方向。いったいどうして??と思うが、是非コトの詳細を知りたい。地図は持っていたのか、コンパスは、その使い方には習熟していたのか、どのあたりで間違いに気づいたのか、何故それを修復できなかったのか。今回の遭難行方不明事件は、何故全く反対の小黒部に下りていってしまったのかを明らかにすることで、今後の安全登山に資することが出来ると思う。

私達も十分気をつけなくては行けない。判ったつもりでコワクサイことを言っていても、イザとなったら、ほんとに全く反対方向に向かって進んでいた、一山・一尾根・一谷違っていた、と言うことはありがちである。是非ともなにか教訓を学びたいと思う。