7月に桜ヶ池に復活してからは、リハビリと言えばほとんどクライミング。なんも知らん人が読んだら、さぞよー登る人やろ、と誤解されそうであるが、実は全くの初心者。去年の秋、「もうちょい厳しい滝でもスラリと登れるようになりたいモンだ」と思い、雑穀谷でクライミングを始めた。が、あまりの登れなさに、「これは何とかしないと」と思い、外岩オフシーズンの4ヵ月、桜ヶ池に通っていただけです。それでも、頑張るとそれなりに進歩するし、今回の怪我で全く山に行けなくなってもクライミングならかなりできる。クライミングがあったおかげで、未だ時期がきてないのに無理して山に行ってしまうようなアホをせずに済んでいて、ホント助かっています。
さて、その怪我も術後6ヵ月が目前。自覚症状的にはかなり良いと思うが、術創に膿が溜ったようになる症状が治っていない。感染症ではないようだが、なんらかの炎症が起こっているらしい。もしかすると抜糸しきれなかった糸か、またはボルト等の金属に対するアレルギー反応のかも知れない。これが治らないとどうも気分が良くない。

また、大分良いとは言え、自分の感じでは走るのは(未だ許可は出てないので思わずと言う以外は走っていない)チョット無理。ジャンプも下がウレタンマットなどならある程度大丈夫だと思うが、床やアスファルトだと恐くて(こちらも未だ許可は出てないからやってない)とても無理。フレッシュテニスでも左右はかなり追い付けるが、バックステップが苦しい。

それでもクライミングは、右足の極端なハイステップや乗り込みさえなければ ok である。仲間と同じ空気を吸ってできることがあると言うのは、ホントにありがたいことだ。

ということで、本日のクライミングは桜ヶ池クライミングセンターで外壁とボルダリング。メンバーは俺とぎっしぃと森本君。外壁を100度(10度被っている)にセットしてもらい、5.10bに挑戦してみる。これが、ここでは一番簡単なコース。一便目、下部は問題なくスンナリ行くが、核心のハング越えでギブアップ。設定と違うホールドを掴んで何とか終了点にクリップ。うーん残念、とてもじゃないが、これでは終れないので、しばらく休んで二便目に挑戦。今度は、さっきのギブアップはなんだったのか、と言うくらいすんなりと終了点にクリップ、5.10b はクリアできた。と言うことは、今の俺は、雑穀の不二越(5.10a)とかサンセット(5.10a)とかチャック(5.10a)は技術的には問題なく登ることができるはずである。あとは、人工壁で出来る動きを如何に外の生岩で行なうか、と言う問題。シーズンオフまでアト一月くらいだが、ジョーズ見学以外の 10a を一本でも多く登りたいモンだ。