オロロ、恐るべし!!

日曜日は、の仲間と白鳥山東側の金山谷坂田峠に車を停め、林道金山谷線(二万五千図には記載ナシ)を辿り、林道終点から踏み跡を辿る。途中から沢を下り、金山谷に出てゴルジュを遡行、ゴルジュ奥の滝の右手から踏み跡に上がって帰ってくる、というルート。

しかし、オロロの大襲撃に会い俺がダウン、あえなく敗退してきました。ショック…。

オロロ(イヨシロオビアブ)とは、8月中沢筋で発生し、哺乳類を襲って血を吸うアブです。お盆前後が一番酷く、集団で襲い掛かってきます。今までもそういう襲撃には何度もあっているんですが、まぁ噛まれて痒いや、って程度で、俺はオロロ強い、と舐めておりました。防虫ネットなしで突撃したんですけど(同行者は防虫ネットで防護していた)、金山谷に降りたあたりで耐え切れずダウン。兎に角何とかしたかったので、窮余の策としてカッパを着てフードを被りました。

その後、ゴルジュの入口の滝あたりで、どうにも体が動かなくなる。同行のDr.ヨネさんが俺の顔色を見るなり「帰りましょう」と言ってくれた。ボーダーとDr.にはホント迷惑をかけて、申し訳ないです。相当酷い顔色だったんだと思う。

多分、軽いアナフィラキシーを起こしていたんではないかと思います。全身の倦怠感、呼吸しにくい、脈拍が上がる、全身のジンマシン。あのまま、身体に大きな負荷をかけ続けたら、多分危なかったのではないかな、と思います。ゴルジュ入口でオロロがぐっと少なくなったので、助かりました。15分か20分か休んだら、何とか行動可能になったので、カッパにフードで防護しつつオロロの大軍の中を帰りました。

低山の沢のオロロを舐めたらダメです。これは、ホント恐ろしい。防虫ネットで防護するのはもちろん、カッパを着るとかなり良かったです。俺のような失敗をしないよう気をつけてください。