懸案事項解決、スーパークラック

連休最終日は、労山の仲間やその他で地元の雑穀谷の岩場。ここには、5.10の宿題、スーパークラックがあるのだ。どうもこいつが登れない。今日は何としてもカタを付けねばならんのである。

取り敢えずまったりモードでサンセットとチャックにドローを掛けてアップとする。雪女Mさんにサンセットを登ってもらう。2便目にRP。凝灰岩とは全然違う岩質に四苦八苦しつつもRPしたのは良かった。

で、スーパークラックにドローを掛ける。ボーダーTがバットマンをやってるので、上部クラックには既にドローは掛かっている。自分は、下部を掛ければ良い。庇の下にクリップしたとき、喉元までテンション、と出掛かったが、ぐっと飲み込んで庇から乗りあがる。ここから、ワイドなクラックの左側から右側に移る瞬間が最大の核心。失敗するとドカ落ち。で、このときはあと一息踏ん切りがつかず、少し降りてフォール。少しハングドッグしてから再トライしてムーブを確認。なんだ、出来るんじゃない。何で今行かなかったの?とちょっと後悔。取り敢えずトップアウトしておいた。

西部君のビレーをしたり、Mさんのチャックトライに口出したりしつつ休憩。で、そのまま昼。Y隊長差し入れのウドのテンプラ+イノシシ(部位は良く判らん)のソテー。イノシシの脂身が最高に美味かった。ウドのテンプラも春の味でこれまた美味い。一人でえらいたくさん食べてしまった。まぁ、食い比べならまず負けないわ。

飯のあとの一発勝負で再度スーパークラック。今度は、出だしでだいぶ苦労したけど、庇越えとクラックの左から右への乗り移りはばっちり。そのまま豪快にレイバックでRPしました。何とかこれで宿題解決。しかし、スーパークラックのグレードがただの5.10っていったいナンなの。そもそもこいつは絶対に5.10台じゃないし。これ以上のお買い損は他に類を見ません。多分日本一のお買い損。それだけに、登れたときは良い感じなのです。

さて、次回からはスーパーカンテにトライするか…。

がんこでホフマン教授の講義を聞く。

連休後半は、3日〜4日で鳳来がんこ。もと居た山岳会のボーダーTと雪女Mと俺の3人。行きは高速で豊田藤岡まで行って足助越え、帰りは下道。交通費は一人2800円のお得メニュー。

3日、駐車場に6時40分。ほぼぎりぎり。あと10分遅かったらアウト。車の中で少しゆっくりしてからがんこへ出発。簡単とかで軽くアップしてホフマン。Tは、ユカを軽く片付けてドスコイに嵌っていた。で、なんとMさんはユカ、ワンテン(もどき?核心で何度かぶら下がっていたし)トップアウト。

俺はホフマンヌンがけ。ハングのガバ取りはばっちり。そこからのトラバースが厳しい。まぁなんとかムーブはばらしたけど、これじゃ繋げは絶望的。いったん降りる。その後、3便出したけど、なかなか形にならない。特に、最上部のトラバースからの緩傾斜が悪い。右の壁に足が届くまでが最大の核心。

4日、当初鬼岩を予定していたけど、あまりにホフマンが不甲斐なくまたやりたかったので、がんこ連荘に。まず、ユカにヌンがけ。核心、悪いじゃないの。マスターだと、核心を取ってからクリップになる。良い感じで張ってきたんで、アップとしては上々。

Tは相変わらずドスコイに嵌っている。最後の方にパワームーブが出てくるわけだけど、そこでヘニャヘニャとなってしまうらしい。Mさん、ユカ抜けられず。昨日出来たことが今日は出来ない。まぁありがちなこと。最後までだいぶ登り込んでいたから、次回は良い感じなるはず。結局Tは最後の最後でドスコイげっと。俺は、ホフマン4便出して緩傾斜を解決したのは一回だけ。しかもその次の便はもうそこができないと言う。恐るべし傾斜のない部分。一緒にトライしていた若者が、最後の最後でRPしていた。うーん、あの粘りが今の俺にはない。

最後は、ユカと簡単のドローを回収してクールダウンとする。久し振りの追い込んだ感。次回は、もう少し形にしなくては。がんこの1階を、ホフマンから左に進むのも良いかも知れない、と思い始める今日この頃なのでした。

恵那〜鳳来一人旅

ってなわけで、連休前半は27日(土)恵那〜28日(日)鳳来・鬼岩一人旅行ってきました。恵那では、ミゾレ交じり・アラレ交じりのにわか雨に降られるし、鬼岩では寒くて凍えそうになるし、なかなかハードな二日間でありました。

以下、ちょっと長いです。短めに纏めるのがどうも苦手です。

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ムーブ12(5.11d)が登れた!!

土曜日は、もといた山岳会雪女Mさんと、前夜発日帰りで鳳来がんこ。予報では夕方遅くから雨、日中も寒気が入って曇りがち、岩場は多分極寒。

駐車場に6時45分到着、あと数台は停められるので、シーズンにしてはやっぱ空いていました。7時30分ごろ歩き始め、8時過ぎに岩場に到着。曇りでちょっと暗い感じだけど、風がないので意外に寒くない。また、岩は冷たくないうえに、ホールドはばっちり効いてくれるので、なかなかコンディションは良いと見ました。

Mさん、先週ユカで落ちたときに左脇腹を痛めたようで、今日は様子見ながらまずはフォロー。講習会をあっさり登り簡単もスラリとフォローしたのですが、その時点で左手でロープを引くのも大変なくらい脇腹が痛いので、クライミングは終了、後はおしゃべりと俺のビレー。再来週までに治ると良いですね。

自分は、講習会・かんたんにロープをセットしてアップ、ムーブ12にドローを掛けました。ホールドの状態はまぁ良い感じで、ムーブも比較的楽にこなせます。これは、次でRPだな…と思って取り付いたマジトライ1便目、核心の最後のクロスで身体が上がらずフォール。大きくフォールしたけど、Mさんのビレーは的確で、何の不安もなく落ちられたのは大成長ですね。あれなぁ、左手が出たらあんなおかしなクロスをしなくても良いんだけど、自分のムーブだと右手しか出ないので苦し紛れのクロスしなきゃならんのです。

で、休んでマジトライ2便目。1便目の反省を生かして、取った右手をがっちりカチって勢いよく身体を上げてエイっとクロス。今度はばっちり決まって、あとはイタダキ(でもないか、だいぶしんどかった)、無事RPできました。やっぱクライミングはリズムだね。(等とどや顔かましてみる)

お買得をRPしたときには味わえない満足感。やっぱルートをやるならお買い損に限る。5.12aよりも難い5.11dとして有名なムーブ12ですが、終わってみるとやっぱこれに5.12aは付けられないなぁ、と思うわけです。初っ端から4ピン目クリップするまでずっと核心でなんですが、それが終わると何とも情けない付け足しみたいな終了点までの数メートル。あそこに、一癖あれば間違いなく5.12aとかbとかつくのに…。

降りてきたら、ホフマン教授にドローが掛かったのでちょっとやらせてもらいました。出だしでオチオチになるし、3ピン目から核心の入り口までのガバ地帯も身体が上がらずテンテンになるし、核心は何となく手順は分かるものの頑張る体力が残っていなくて終了。一つRPするとスグ次の目標が見つかるのは、鳳来の良いところだと思います。で、次回からはこのホフマン教授(5.12a)を頑張ることにしました。

で、俺もどうやら身体が終わっているし、Mさんも脇腹の調子がだいぶ悪い(よくビレーで響かなかったもんだ、それは非常にラッキーだった)し、おしゃべりも良いけどちょっと寒かったので、少し早いけど撤収しました。帰りは、ホントに疲れていて、運転の2/3以上をMさんにお願いし、楽をさせていただきました。今回は何から何までMさんありがとう。

というわけで、来週は多分一人で恵那〜鳳来・鬼岩放浪の旅に出ると思います。岩場で見かけたら、ビレー・スポット等お願いします。

まとめて更新、恵那・鳳来

3月23日(土)と30日(土)は恵那でボルダリング。ボーダーTと雪女Mさん。Tと一緒にモアブ(2Q)を打つもゲットできず。次回こそは…。

ムーブをばらしたころには、よれてスタートがダメ。弱いのぉ。でも、ハクタクの出だしが解決できたんで、気持ちが乗ってる時に是非ともゲットしておきたい。また、ダイハク(1D)も可能性が見えてきたというもんで、これも次回気合を入れる。(次回ばっか)

4月の6日・7日は天気悪く、外岩には行かなかった。で、13日〜14日は泊まりで鳳来ツアー。メンバーはこのところ固定のTとMさん。初日はがんこ、昨日日曜日は鬼岩。

Mさん、かんたん(5.10a)を3回目にRP。最初は抜けることすらできなかったものを、回を重ねるごとに岩に順応し、3回目にRP。その後、ユカ(5.11a)にトライし、核心まで行って落ちてきた。良いファイトだった。

Tは、かんたんを一撃、ユカをワンテン。かんたんを一撃したのは素晴らしかったが、ユカはもうちょっとのところで登れなかった。ムーブは解決してたのに残念。ムーブ12(5.11d)にも繋がってみてたけど、1ピン目までも上がれず。こちらは、被りに慣れればすぐに行けるはずだが、今のところちょっと難しい。

で、俺は何やってたか、って言うと、ムーブ12のムーブやホールドをきれいさっぱり忘れて(高年クライマーならでは)、一から組み立てなおして、3便も筋トレして終了。やっぱ次回こそ。(ちきちー)

二日目は鬼岩。初めての鬼岩やハイカラ岩にMさんもTも言葉が出ない様子。特にMさんは、まるで魂を抜かれたような表情。ちょっと刺激が強すぎたかも。

それでも、Tは桃太郎(5.10a)を一撃MOS、入門(5.11a)をワンテン。入門は次回登れるでしょう。5.12への挑戦権を得るのもそう遠くないと見た。

Mさんは、桃太郎を3ゲキ。やっぱ昨日のように、一回目よりも二回目、二回目よりも三回目と登りが良くなって見事RP。特に、核心を自分の力でホールド・ムーブを見つけて解決したところが素晴らしかった。もう次回は、鬼ならマンモス君(5.10d)か、がんこなら5.11三兄弟以外やるものがない。イレブンですよイレブン。

で、俺は何やってたか、っていうと、やっぱり筋トレ。久しぶりの鬼岩で、久しぶりのリードで、はいどーぞ、と登らせてくれるほど猫も杓子も(5.12c)は甘くなかった。出直していらっしゃい!!と叱られた気持ち。ただ、猫パンチのムーブを標準的なものに変えたら、実に簡単に決まるようになったのが収穫。ボルダリングをやり込んだおかげで、あの一手が実に簡単に感ずるようになったみたい。ま、3回も筋トレしたんで、次回こそは!!

恵那はシーズン・イン

土曜日は、山岳会のTと雪女Mさん、俺の3人で恵那。ワゴンR君にマット三枚詰め込んで、大人三人乗って、下道で恵那往復。よくまぁマット三枚に三人乗れたもんだ。ワゴンR、えらい!!

写真は、労山のブログにあります。

アプローチの林道もエリア内も全く雪はナシ。ただ、岩が若干湿っぽい感じ。つい最近まで雪を被っていたせいかも。もしかすると、豊田のガビガビに慣れてしまって、恵那の感触が物足らなかったせいかも。まぁ未だちょっと寒かったけど天気も上々で楽しく登ることが出来た。

まず、てんむす岩で軽くアップ。Mさん、10Q2本と8Qをゲット。上々の滑り出し。Tはもちろん言うまでも無い。俺は、8Qでホールド見落として落ちかけ。やばし。

カタール岩に移動し、7Q。Tはもちろんサックリ、Mさん頑張ってゲット。高さがある岩をきちんとトップアウトできたのは、進歩。Tはドーハトラバース4Qもあっさりゲット。カンテの6Q、俺は落ちかけてしまった。Tはもちろんゲット。この6Q、かなり悪い。ドーハトラバースよりも悪いんじゃないかな。

保科課題の岩に移動、イトウアイランド3Qをやる。Tは一撃を逃したものの、楽々ゲット。俺もリピート。Mさん、ちょっとムリ。でも、下地も良いし、何度かスタートをトライしてもらった。で判ったこと。足を拾うと悪い。中間部で軽くキャンパをかますと楽勝。あのクラック、キャンパできないくらいのもちの悪さだとかなり難しいのではないか。でも、簡単にキャンパできちゃうんで、課題としてはイマイチ。

ツクル返しの岩に移動。ユージのcライン1Qをやる。Tはだいぶ苦戦。ヒールが下手糞。登れず。先週の俊トラもそうだったけど、ヒールを使わないと岩場のボルダリングはだいぶ辛い。やりこんで、ヒールを会得してください。(等と、どや顔かます俺もヒールは苦手、一緒に頑張りましょう)で、俺も去年登った記憶がかすれて、手順を思い出せず苦労するけど、ヒールをスタートに残し、最後に足を送ることを思い出したら、リピート成功。Mさん、同じラインの6Qにトライ。スローピーなホールドで足に乗るコツを最後に掴んだけど、とき既に遅し。次回ガンバです。

最後にウォールフラワーに移動。ブライルを撃つも×。あれはムズイ。Tは、ウォールフラワー3Qをゲット。何気に成果を出している。Mさんはウォールフラワーのホールドに指力吸われて終了。Tが切り良く3Qをゲットしたので、本日終了とした。

帰りは、中津川の王将でメシ食って帰富。燃費は19.5km/L。これは安い。来週以降、天気周りがうまく行くか心配だけど、今回のような調整エンクラはもうやらない。マジで登りたいものに集中して登る。またみなさん、よろしくお付き合いください。(誰も居ないときは、一人で行く予定)

今シーズンのラス豊田(のはずが、…)

3月3日は、今シーズンラスト、と思って豊田に一人で行ってきたけど、成果なし。アメとムチももうちょっと届かず×、トラトラも2手目が出せず×、俊トラも何となく行き方は分かったものの時既に遅くよれて×。気温もちょうど良い感じでちょっと寒くて、湿気も全くなく、今日登らなくて何時登る、というコンディションだったんだけど、一人は難しい。

で、泣きのもう一回で、9日(土)、山の会のTと豊田。もう最初から俊トラに狙いを定め、突き当たり岩周辺で軽くアップして俊トラの岩。陽気はもう5月、一日短パン+ランニングで十分と言う気温。手汗でぬめるのがちょっと心配。

最初のトライ、最初の核心をサックリとクリアして、ダイクの一番左側でマッチまで楽に行ってしまって、まさかそこまで行けるとは思ってもいなくて、心の準備が出来てなくて次の一手が出なくてフォール。これはもう次のトライでイタダキ、と軽くオブザベしてトライ、狙い通りカンテの向こう側のサイドガバをキャッチ、ダイクに右足乗りこんでリップをキャッチ、イタダキ!!と思った瞬間、左手のサイドガバがすっぽ抜けて大フォール。幸いマットの上に落ちたから何とも無かったけど、危なかった。知らず知らずのうちに雑になっていたのか、知らないうちに滑っていたのか、兎に角落ちるはずも無いところで落ちたのでちょっとびっくり。やっぱe、舐めたらダメだ。

その後、数度のトライ全部ドカ落ち。このままではダメだ、と最後のセクションの足順を考えて、昼寝の大休止を挟んでラストトライ。で、このトライであっさりと登れました。マントルが悪い、と聞いていて少しビビったけど、この間、雪女Mさんと行ったときにやった猿(c)のマントルに比べれば屁をこくようなもん、簡単だった。アレの経験値が、俊トラのマントルを簡単に感じさせてくれたわけだ。一緒に行ってくれてありがとう。

その後、アダムスに行く途中でトメさんと会って、新しい岩の課題を聞いておいた。来シーズン、是非ともトライしたい。で、最後にアダムスに行って、モモンガをリベンジするTに付き合う。が、モモンガ難しく×。流石に一日の最後のよれた身体と指で登れるほど簡単ではなかったみたい。

最後に、二手もののcをやって終了。俺はできなかったけど、Tは見事ゲット。

十二分に満ち足りて帰ってきました。来週以降は、恵那でボルと鳳来でリード。岩シーズンはこれから佳境に入ります。(って梅雨時夏場以外はずっと佳境か)