病理検査の結果が出た

病理検査の結果が出た。病理病期は1B。

  • 病名:原発性肺癌(腺癌)、型は混合型だそうです。
  • 大きさ:2.0×1.6×2.7cm
  • リンパ節転移:ナシ
  • 脈管浸潤:血管・リンパ管とも軽度でアリ
  • 胸膜浸潤:露出アリPL2

ということです。昔の分類だったら1Aなのかな?いや胸膜浸潤があるからやっぱ1Bでしょう。いや、2Aでなかっただけ良しなのか。検査結果そのものは読んでない(読んでもよく解らないだろう)ので、要約の説明を受け簡単な図式と箇条書きの文書をもらいました。セカンドオピニオンを受ける気は今のところないので、元を読むことはないかも知れないが、まぁ機会があれば読んでみたいかも。で、術後の補助化学療法を受けることにしました。

術後の化学療法は、UFTを2年間服用するのとプラチナ製剤を含む多剤併用療法を1コース2回×4コース(つまり8回)受けるのと選択せよといわれました。で、1.脈管浸潤が軽度とはいえあったこと、2.胸膜浸潤がPL2だったことを考慮し、UFTに対しより有効であるとのエビデンスは未だ得られていないけど、多分こっちの方がより有効だろうと思い、多剤併用療法をほぼ即決で決めました。自分では、2Aに限りなく近い1Bと判断したわけです。2Aなら多剤併用療法は標準かな。横で一緒に説明を聞いていた女房も説明していたドクターもちょっとびっくりしてたけど、とにかく悔いを残したくない、と思ったら結論は明らかでした。

日赤でCTの画像を見せられたとき、「ありゃりゃ、これって胸膜を巻き込んでないかい?」と思っていた(先生は多分敢えて説明されなかったんでしょう)んですけど、自分の悪い予想は見事に当たってしまって、だいぶがっかり。リンパ節転移は無いと予感してた(根拠はないんですけど)んですけど、胸膜浸潤は「どうかしてませんように」と願ってましたが、その願いは空しくなりました。脈管浸潤も軽度ながらアリだったし、組織型としても腺がんの中では決して良い方はないので、まぁ、性根を据えてこれからの治療に当たらなければなりません。

多剤併用療法は、カルボプラチン(プラチナ製剤です)+ゲムシタビン(ジェムザールのことかな?)を2週間おきに全部で8回。つまり、4月の半ばまでは半病人生活と言うことになりました。がーん、かな。ただね、これで治療終了後の復活に向けてのモチベーションはぐっと上がりました。何といっても、これまでは漠然と思っていただけの「健康でいられる残された時間」について、短いかも知れない、ということがデータを持って目の前に突きつけられたわけで、これは燃えないわけには行きません。今から点滴終了時が楽しみです。